放射能問題(安全だと思っていた水が!)
東日本大震災から1週間以上経つと、
東京などでは備蓄目的の買い物がおさまり、
交通網も復活してきて
食糧も水もスーパーなどで普通に買えるようになりました。
ところがその矢先に、
水道水の放射能汚染問題が起こりました。
この時は東日本大震災の時とは
レベルが違い、
市販の水をめぐって
信じられないほどの
パニック状態
が起こりました。
スーパー、酒屋、コンビニなど
ありとあらゆるところから
一瞬にして水が消え、
自動販売機の水も
すべて売切となるなど、
赤ちゃんや幼児がいる
1番水を必要としている人達が
1本の水も
買えないような事態が起こり、
多くの人が
不安の中で途方に
暮れることになりました。
放射能という
目に見えない物質が
特に子どもの
甲状腺に蓄積されていくというニュースに、
子どもを持つ親は
震え上がりました。
お水が買えないからと、
ジュースや豆乳などを
子供に飲ませて
しのいだ人もいます。
子どもが2人いる
わが家も例外ではなく、
住んでいる東京では
まったく水が買えないため、
名古屋に住む姉や
福井県に住む友達などに
水を送ってもらうことにしました。
ただ、水道水の放射能問題が
起こっていない地域でも、
東京などに水を回そうと
業者が大量に仕入れてしまったため、
購入制限や
2リットル入りの水は
まったく買えないなどの現象が
起こっているとのことでした。
それでも東京よりは
手に入るからと
色々な店を回り
送ってもらうことになり、
その間は
普通に買ってあった
2リットル入りペットボトルの水2本を
子ども達だけのために
大切に使うことにしました。
スープやみそ汁などの
水を多く使う料理はやめ、
お米は無洗米にして
ペットボトルの水で
炊きました。
子どもは
うがいをする時の水を
飲んでしまうことがよくあるため、
うがい用の水も
ペットボトルの水を使用し、
外出の際も
ペットボトルの水を
持参しました。
それでも、
お風呂の水、
洗濯の水、
加湿器の水などは
どうしたらよいのか、
次々に心配になり、
その度に
幼稚園のママ達で集まったり
メールをしたりして
情報交換をおこない、
励まし合ったり
助け合ったりしました。
水が
普通に買えるようになるまでに
2ヶ月以上は
かかったと思います。
ただ、
まだ放射能問題は
解決しておらず、
不安な状態が
続いているのは確かです。
その後わが家でも
日常の水を
ウォーターサーバーでまかなうことを決め、
申込みをしてから2ヶ月半後に
ようやく水を
宅配してもらうことができたのでした。