水の賞味期限
水の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?
市販されているペットボトルの水などには、
賞味期限が記載されています。
消費期限なら記載されている期間までに飲まなければいけませんが、
賞味期限となると曖昧で
「記載されている期間までがおいしく飲める期間」とメーカー側は説明をおこなっています。
最近は商品に製造年月日を記載されていることがほとんど無くなり、
いつ頃つくられて市場に出回っているのかがわからないことが多くなりました。
そこで誰もが知っている大手メーカーに
2リットル入りペットボトルで販売されている天然水の製造日ついて聞いてみたところ、
記載されている賞味期限から2年前に製造されているとの回答をいただきました。
以前は日本で販売されている天然水などは、
法的規制により加熱殺菌をしなければならず、
このため雑菌を除去することはできますが、
大事な栄養素であるミネラルなども壊してしまうという問題がありました。
この規制が緩和されたことにより、
ヨーロッパなどと同じく、
非加熱方式を採用するメーカーも出てきました。
非加熱でも保存期間が長くなってきている背景には、
雑菌をろ過する技術の向上や、
無菌ルームなどの最先端の設備が整備されてきた表れなのかもしれません。
それでは、普段私たちが飲んでいる水道水は
どのくらいまで保存できるのでしょうか?
水道局のホームページなどを見ると、
汲み置きの方法でおこなった場合、
清潔なふたのできる容器に口元いっぱいまで水を入れた状態なら
直射日光を避けた常温で3日、
冷蔵庫で10日程度保存が可能となっていました。
ただし水道水の保存については注意事項があり、
浄水器などを使用せず蛇口から直接水を採取することや、
沸かした水を使用しないことなどとあります。
これは、どちらも塩素が減ってしまうためで、
水道水の保存には雑菌を増やさない塩素が
残留していることが前提となるためです。