お水が消えた?!
2011.3.11の震災直後にライフラインが止まった地域も出たことから、
一気に市場に出回る水を非常用に購入しようとする動きが高まりました。
備蓄用に大量購入する人も多かったことから、
1本の水も手に入らない人が続出しました。
震災後しばらくは、スーパーやコンビニなどから水が消えた状態になりましたが、
しばらくすると備蓄購入が落ち着いたからか、
市場にポツポツと水を見かけるようになりました。
この頃には止まっていたライフラインも徐々に回復し出し、
元の生活に戻れるのかと思った頃に、
水道水に基準値を超える放射能が検出されたというニュースが流れました。
震災の時とは違い、
水道水の放射能問題での水不足はかなり長期化を強いられることになりました。
赤ちゃんや小さな子どもがいる親などが、
何軒ものスーパーやコンビニ、酒屋などを回っても水だけが無くなっている状態で、
水だけが魔法がかかったように消えてしまっていて、
まるで最初から売られていないかのようでした。
仕方なく水道水を長時間沸騰させて冷ましてから使うようにしても、
ニュースなどで沸騰させても放射能は取り除けないなどと報道され、
どうにもならないジレンマに襲われます。
赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、
どうにもならず親戚などを頼って西へ西へ疎開のように自宅を離れた人もいます。
東京を中心に水が一気に消えたことから、
業者が全国的に水を買い上げ東京の方に送り出したため、
放射能の影響がまったくない地域でも、
水が消えるという現象が起きたといわれています。