水の1日の使用量
人は1日にどれ位水を使うのでしょうか?
家庭で使用する水を「家庭用水」、
オフィス、ホテル、飲食店などで使用する水を「都市活動水」といい、
これらを合わせて「生活用水」と呼ばれています。
人は外食をしたり、
公共のトイレなどを使用したりするので、
生活用水でいえば1人1日あたりの平均水量は約313リットル、
家庭用水だけでいえば1人1日あたり約238リットル使用しているといわれています
(あくまでも平均値のため、子どものいる家庭や、ひとり暮らしなどでは変わってくると思いますが)。
家庭用水の使い道の内訳は、トイレ(約28%)、風呂(約24%)、
炊事(約23%)、洗濯(約16%)となっています。
普段あまりにもたくさんの水を使用しているので、
リアルに水の使用量などを考える機会は少ないと思いますが、
具体的な数字を見ると、
日頃の水に対する考え方も少しは変わってくるのではないでしょうか。
家庭用水でいえば、
2リットル入りの水約120本をひとりで1日に使っていることになり、
単純にいってしまえば、4人家族なら2リットルのペットボトルを480本(?!)も
1日に使用していることになるのです。
もし水道水がとまってしまったとして、
この日常を続けようと思えば、
毎日1人2リットル入りの水を
120本宅配してもらわなければならないということになります。
つまり、トイレも風呂も、洗濯もたちまち困ってしまうということを意味し、
飲み水としての水だけに気をとらわれがちですが、
生活する上での水についても備えておく必要があるのだと思います。