バナジウムって何?
最近、バナジウムを含むミネラルウォーターが販売され人気を集めています。
あまり知られていませんが、
バナジウムとは金属の一種で、原油等にも多く含まれています。
これほどバナジウム入りのミネラルウォーターが注目されるきっかけとなったのが、
ある研究で
バナジウムがインスリンのように血糖値を体内で下げる作用があると
報告されたためです。
またバナジウムを含む天然水が採水できるところは意外と少なく、
その1番の採水地が日本を代表する名峰の富士山麓であったことから、
急速に人気が高まったのだと思います。
現在では、富士山の水=バナジウムといわれるほど全国的に有名になっています。
バナジウムは実は水だけではなく食物からの摂取も可能で、
大豆、ホヤ、そば、小魚、パセリ、卵などに多く含まれ、
乾燥わかめや昆布、乳製品や野菜などにも含まれています。
意外と身近な食材にも含まれているので、
これらを食べていれば自然にバナジウムが摂取できていることになります。
バナジウムはカルシウムやマグネシウムなどと同じミネラル成分の一種でもありますが、
金属元素としてのバナジウムには毒性があり、
吸い込むと呼吸器系疾患を引き起こすケースもあります。
体に害を及ぼす側面もあるという訳です。
バナジウムは人体にも微量に存在する必須ミネラルのひとつですが、
まだ人体への影響(効能)については解明できていないところが多く、
血糖値を下げる効果以外にも血圧を下げる効果なども期待されており、
可能性が未知数な存在といえます。